どーもナカシです。
「ゆる〜く配当生活」というタイトルの通り、当ブログはゆるく高配当銘柄の紹介、配当金の報告をしていくことが主軸と考えています。
しかし2020年3月前半の現在は絶賛コロナショックで株価大暴落中ですね。
普段ないような現象が多々起きていまして。
そのひとつと思われるJ-REITの現状をお伝えします。
「Real Estate Investment Trust」の略でREITです。
オフィスビルや商業施設やマンションなど複数の不動産を購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品です。
アメリカで生まれた商品なので日本ではJAPANの「J」をつけて「J-REIT」と呼ばれています。
不動産の投資信託みたいなものですが、証券コードがありETFのように株式商品として購入できます。
投資家に賃貸収入や売買益を分配するのが前提の商品のため分配金(配当金)の利回りが高いです。
各商品の安全性による格付けによって利回りの高さが違ってきますが、高いものなら4〜6%になります。
その利回りの高さに対して比較的株価の変動が少ないことが魅力です。
複数の不動産を組み合わせているため個別株というよりETFに近い性質があるからです。
ナカシとしては個別株とETFの中間くらいの感覚です。
また価格が5万円から30万円くらいで購入できるため日本株としては比較的購入しやすい金額です。
不動産投資のためちょっとしたオーナー気分が味わえるというのがJ-REITの面白いところです。
ETFと同じく歴史が浅い商品です。オリンピック効果を期待してか、ここ数年で始まったJ-REIT商品も多いです。
上記内容のため近年インカムゲイン投資家に親しまれている商品となっています。
インカムゲイン系の投資家さんのブログでよくJ-REITの記事を見かけます。
ナカシも2019年前半まではいくつかJ-REITを保有していましたが
2019年後半から今となればバブルといえるほどJ-REIT銘柄全体が高騰しました。
そのため買い増すことができず、値上がり益が多かったので長期保有の予定を変更して一旦全て売却しました。
その資金でナカシは米国株の購入を始めたのですが。
おそらくJ-REITを長期保有している方は、「高騰してきたしオリンピックが始まる前には手放そうかな?」
くらいは考えていたんじゃないでしょうか?
しかし予想外のコロナショックです。
上記画像はナカシのお気に入り銘柄のJ-REIT項目です。
2020年3月12日終値です。
ヒドイ有様ですね。
日経平均がマイナスでも個別株と比べるとマイナス幅は2〜3割、多くても半分くらいだったりします。通常は。
なのでこんな下げ幅は珍しい部類です。マイナス10%超えとかJ-REITで初めて見たかもしれません。
個別で見ていくと
去年は分配金が高額に設定された決算期があり高騰していたタカラレーベン不動産投資法人(3492)ですが、ピーク時から40%ほど下落。
ちなみに妻が1口だけ所持してますが、かなりマイナスとなっています。
購入価格の安さと高利回りで人気のインヴィンシブル投資法人(8963)はピーク時から50%以上下落。
大江戸温泉などの施設の不動産を投資しているユニークな銘柄の大江戸温泉リート(3472)は施設のコロナの影響を懸念されたのか40%ほどの下落となっています。
今後は
不動産投資と同じく、J-REITは基本的に長期保有で分配金を得ていく商品だと思います。
購入している方のほとんどがその考えじゃないでしょうか。
それが今回の大暴落でここ数年で保有を始めたかた全員がマイナス評価になっているはずです。
分配金についてですが、
下落した現在の価格に合わせられるはずのため
価格が上昇しない限り昨年の分配金より確実に下がると思われます。
今後はオリンピック次第なのかな?と思います。
もし、オリンピック延期・中止になればさらに下落する可能性があります。
オリンピックが開催されたとしてもコロナ感染の懸念で当初よりインバウンド需要は期待できないと思っています。
今回の大暴落でJ-REIT商品の適正価格がわからない状態のため購入は控えた方がいいです。
現在J-REIT保有中の方は買い増さず様子見された方がいいです。
インカムゲイン投資商品の一部が失われた感じがして
個人的にショックだったので今回の記事を投稿しました。
一刻も早くコロナが落ち着いてほしいですね。
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