ドコモ5Gサービスを検証 当分は都会のお金持ち限定サービスです

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マネー全般



どーもナカシです。 

今回は普段の株投資の話はお休みします。


今回は私たちの生活になくてはならないスマホサービスについてお話しします。

ナカシは普段、地方でインターネット回線と格安スマホの販売サポートをしているサラリーマンです。

巷で騒がれている次世代通信技術5Gサービス及び今後の携帯電話業界の行く末は気になるところです。

以前、楽天モバイルの新サービスについてお話したことがありますが


日本の通信サービス最大手のNTTドコモがついに5Gサービスの具体的な発表をしたので

ナカシなりに検証と感想を述べさせていただきます。

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サービスエリア


2020年3月25日からサービス開始。

当面はスポット展開。3月末の時点では全国の150箇所で利用できる予定。
6月末までに全都道府県、2021年3月末までに全ての政令指定都市を含む500都市以上に展開する予定。

料金とサービス内容


5Gギガホ:月間100GBで月額7650円(当面は国内容量無制限らしい)

現在の4Gのギガホサービスから月額500円アップ、容量を30GBから100GBにアップ

容量が超過した場合は上下最大3Mbpsで通信を継続。


5Gギガライト:月額3150円から
・ステップ1(1GBまで):3150円
・ステップ2(3GBまで):4150円
・ステップ3(5GBまで):5150円
・ステップ4(7GBまで):6150円

「ステップ4」に達すると月内の通信速度が上下128kbpsに制限。


5Gデータプラス:月額1000円で親回線の通信容量をシェアできる。

ただし(5Gデータプラス回線)側に月間30GBの容量制限が設定される。これを超過すると、親回線の残り容量を問わず、子回線における月内の通信速度が上下最大3Mbpsに制限される(親回線は制限されない)。

市場の反応は?

投資家の評価は高かったのか、ドコモの株価は高騰しました。

サービス開始の延期がなかったのと、月額が思ったより高くなかったのが評価されたのかと思われます。

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感想と今後を推測


日本で一番割合が多い、地方の年収300万円台の会社員、そして格安スマホ販売員のナカシの感想としては

・エリア狭すぎない?

今年の春の時点では、ごく一部ですね。主に首都圏とオリンピック施設のみという感じ。

6月末までに全国とありますが、それでも各県庁の半径数キロとかじゃないでしょうか?
2021年3月末までに全ての政令指定都市を含む500都市以上に展開する予定とあるので、
来年の春まではプレオープンって感じですね。

ナカシは2021年春でも全国カバー率50%くらいで
地方の隅々まで電波が行き渡るのは2024年以降と予想します。

・当たり前のように値上げする

性能面を考えると現行の使い放題サービスからプラス500円は悪くないと捉えられますが

そもそも今後強制的にサービスを移行させるのに値上げするってどーなんですかね?


自分がドコモ店員なら嫌です。
料金据え置きが当たり前だと思うんですが。ずっと移行しなかったら据え置いてくれるんですかね?

ちなみにスマホが始まって間もない10年前は3G回線で使い放題で5000円くらいのプランがありました。順調に値上がっています。

高価な5G端末の分割代、そして高価なスマホならオプションの保証サービスに入る方がほとんどだと思うのでそれも含めると合計の月額料金は税込で12000円を超えます。

この月額はもう中流家庭でも厳しいでしょう。


さらにヒドイのは

ギガライトの通信制限時の速度が上下128kbpsということ。
4Gと同じ制限速度にして恥ずかしくないのか?
ステップ4で月額6150円かかっている客に対してこの制限は良心ないですね。

実質5Gサービスは最初から高額設定のギガホ契約者限定って感じですね。


データプラス1000円は、家族複数で利用したらトータル料金が安く感じますが、そうなると家族全員5G対応の高級スマホを購入する必要があります。

今の大手3社のプランは基本料より端末代で利益を得ています。

5G対応スマホは10万円からなので分割代が月3000円はかかります。
データプラス料金と合わせて合計月額4000円なので決して安くはないです。

ドコモとしては4Gユーザーを家族ごと5Gに移行させることができるので見返りが大きいのでしょう。

・固定回線の立場は?

上記の家族共有のデータプラスは子回線の容量は30GBまでです。
今後5G向けのパケット消費が激しいサービスが始まったら足りないでしょう。
現YouTubeでも高画質で頻繁に再生していたら30GBなんて1週間でなくなります。中途半端な容量です。

光回線のマンションタイプならギガホの半額の月額料金で家族全員完全使い放題です。
ドコモは光回線も売りたいので、無理やり共存させたい感じでしょうか。


・そもそもそんな速度必要?

5Gの通信速度は下り最大3.4Gbpsとのこと。
(ナカシの予想では実測は下り300Mbps程度と予想します)

これって現存の光回線サービスの下り最大1Gbpsと3倍程度しか差がないので新鮮味ないですよね。
(ちなみに光回線はWi-Fi接続なら実測は早くて下り100Mbpsってとこです)

そもそも現存のオンラインサービスのほとんどは実測10Mbps以上あれば利用できます。

今回の4Gから5Gの移行は
車に例えると
「時速100キロから1000キロ出る車に買い替えませんか?」
って言ってるようなものです。

仮に今後、5G回線速度じゃないと利用できないサービスが始まったとしても
そんなマニアックでセレブなサービス一般家庭で普及しません。

YouTubeが普及したのは無料で低速でも視聴できるからだと思うので。

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まとめ


5G回線だからこそできる画期的な通信サービスはいずれ現れると思います。
でも4~5年は先だと思われます。

10年前の3Gから4Gの移行はスマホの普及が後押ししましたが、今回はそれがなく、
これからの日本は経済格差がさらに激しくなるので、大手3社から格安スマホに移行する家庭が増えるはずです。

そうなると大手3社の利益が下がり、5G基地局全国カバーは想定より時間がかかると思われます。

5年後、大手3社が5G基地局を全国カバーする頃には相当数の国民が4Gの格安スマホに移行しているという皮肉な状況を迎える気がしてならないです。

大手3社のスマホサービスを利用中の方はしばらく5Gサービスに移行せず様子を見られた方がいいです。

今後もこの業界の動向が気になるので、気になった点は逐一報告したいです。

今回はかなり自分の私見が入ったので長文になりました。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました!

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