今月、保有中の高配当米国株Direxion ザックス MLP 高配当ETF(ZMLP)から分配金をいただきましたが上場廃止が決定しました。
10月16日が楽天証券の最終取引になるので全て売却しました。
楽天証券で取り扱いを開始してからずっと株価は下落傾向でした。
エネルギー関連会社への投資会社だったのでコロナショックで株価はさらに暴落。
運用が困難になったものと思われます。
大幅減配は覚悟していましたが一応ETFではあったので廃止は予想外でした。
1年近く保有していました。
今月いただいた分配金を含めて1年分(4回)の分配金はいただきました。
ZMLPは利回り10%超えのMLP銘柄でした。
私の中では利回り4%以上が高配当、利回り8%以上が超高配当銘柄と位置付けています。
1年前、米国株投資を始めて間もない時期、日本株ではあり得ない超高配当だったZMLPを初めて目にした時は衝撃でした。
今回はZMLPを1年保有してのトータルリターンの報告と感想を述べてみたいと思います。
投資額合計 101,540円
評価額合計 87573円 (マイナス13.74%)
分配金の合計は税引後92.11ドルです。
投資額合計から計算すると税引後の利回りは9.8%ということになります。
この利回りが異常でしたね。
全株売却で売却損は132ドル。
売却損132ドル-分配金92.11ドルということで
トータルリターンは40ドルほどのマイナスとなりました。
上記の通り、赤字で終えたZMLPです。
基本的に高配当銘柄はあまり値が上がらないので、評価損益マイナス10%以内はあまり気にしていません。
コロナショックを加味したらマイナス15%くらいは仕方ないと思ってました。
自分の中では
高配当投資は保有して1~2年でトータルリターンがプラスになれば合格点だと思っています。
ZMLPは1年分の分配金で投資額の10%近くの利益を得ていたので悪くなかったと思います。
もう半年続いていたらトータルリターンがプラスになっていた計算なので。
コロナショックでは無配になり30~50%マイナスで売却した個別株がいくつかあったので、それと比べたら軽症ではあります。
ただ、長期保有してなんぼの投資なので上場廃止は最悪です。
保有額が少なく、普通に売却できたことは不幸中の幸いでした。
ですが
ETFでも、先行き怪しいセクター(業種)ばかり組み込んでいる銘柄はとても危険だということを身を持って知りました。
・先行き不安そうなセクター
・出来高が少ない(ここ数ヶ月は兆候がありました)
上記に当てはまる銘柄はETFでも買付は控えた方がいいです。
(そもそも超高配当な銘柄を買うなってことは置いといて)
上記に当てはまらない場合でも大量保有は危険です。
私は高配当銘柄の保有は1つの銘柄で総資産の5%以内と決めています。
5%以内なら例え株価ゼロになっても致命傷は避けられるので。
ZMLPの保有比率は2,9%でした。
今回はトータルリターンのマイナスも少なく、普通に売却できたので運が良かったです。
日本株なら上場廃止が決まったらストップ安連続で売れないことがあります。
そもそも超高配当な銘柄自体がリスクと言えますが
将来性のあるセクターなら上場廃止の可能性は低いし、
買い付けした価格によっては株価上昇のキャピタルゲインも狙えます。
今後も高配当銘柄を追っていくと思います。
ただ、今まで以上に業種や過去実績を検証して選んでいこうと思います。
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